ぴかぴかひひか日記

オタクで腐女子の姫嶋ひひかの思いの丈を綴る日記です。

桐生つかさちゃんに声がついたのでゾンビランドサガを完走した。ーアイドルと生と死についてー

 

感情を書き連ねたものがわりとまとまっててせっかくなのでブログに投げます。

いわゆる個人の日記です。

 

内容の要約としては

・桐生つかさちゃんに声がつきました

・なぜかゾンビランドサガを完走しました

・アイドルは顔と共感があればどんな存在だってできるがそれはそれとしてゾンビは如何かと思う

 

です!

 

 

 

 

※以下ゾンビランドサガのネタバレ注意※

 

 

 

 

 

 

◆まじでキャパオーバーなプロローグ

 

 その時私は職場にいく準備中であった。

 うわ、かっこいい。というツイッターのフォロワーの悲鳴を聞き、何事か。とタイムラインをのぞくと

めちゃくちゃ顔のいい私の好きな女の子アイドルがいた。

 

 

 アイドルマスターシンデレラガールズのアイドル、桐生つかさちゃんである。

 このたび、いままで声優さんがいなかった彼女に、彼女のプロデューサー(以下:P。ゲームを遊びアイドルを応援し好きでいるユーザーのことである)がゲーム内の総選挙で努力をした結果、声優さんという心強いパートナーがつくことになったのである。

 

 「絶対にガシャから彼女の声を聞きたい」という執念のもと私は古論クリスのビークロ用貯金(アイドルマスターSideMの315プロダクションの担当アイドルのうちの一人で、今後予定されている劇中劇ビーストクロニクルの続編に選抜されている)を崩し、経済を回転させ、一枚つかさちゃんのカードを引いて、スマートフォンの音量をあげ、虹色の演出を見た。



「つ、つかさちゃんの夢女が100億人増えちゃう・・・・・・・・」



 桐生つかさちゃんはめちゃくちゃかわいくてかっこいいJKギャル社長アイドルであった。私はつかさちゃんと呼んでいるが基本的に大多数からは「つかさ」と呼び捨てであったり「つかさ社長」と呼ばれているとんでもなく可愛い顔ですごくかっこいいドドドドド正論を言う強い女の子なのである。テニプリ跡部様と語彙大富豪で正面切って戦えると思っている。

 かわいいとかっこいいが両立している女の子であったので、どんな声でも受け入れられると思っていたが、想定以上に強かった。かわいいJKと社長のステータスなら社長側にステータスをきった声というか。びしっとしていて、かっこよかった。オタクの考えるスポーツクラブに所属しているクラスカースト上位の人間な声のイメージだった。(個人のイメージです)

 

 私は声優さんのことに詳しくなかった。デレマスのアカウントのガシャ告知を引用リツイートしている女性声優がたぶんつかさちゃんのお声を担当してくれる声優さんなのだと反射でフォロー&RTをしたが、事務所名をみてもわからなかった。SideMで説明して。と言ったらうめめやダイキング(肉のほう)たちと一緒と聞いてひっくりかえった。私が認知している声優事務所の名前はゆーりんプロだけである。

 

 どうしたらいいのかわからずとりあえずお名前をwikiで調べようと思ったらよりによってサジェストが名前と歌であった。

な、何者…?と思ったところで仕事の時間になった。仕事は散々だった。でもがんばった。



 帰ってきたらSideMでビークロのジャケ写と試聴動画が解禁されていた。

 

youtu.be

 

 そもそもホビアニジャンル出身だったため曲のあまりの心地の良さに実家…と思うなどした。海軍ぽい古論クリスはめちゃくちゃ顔が良かったので、第一声がどっひゃああ!!!だった。

 過去の私は海軍デッキ使用者が最推しだったので、どんな奇縁だろう、と思いながらスマホをスクロールした。指の作画がやばいのでよく見て欲しい。

 しかもFGOアーケードでマーリンのプロトタイプの告知があった。私はプロトセイバー様に一目惚れした女なので、感情がめちゃくちゃになった。あんな夢魔がつねに横にいたんかプロトアーサー様…プロト本編を出してください。

あと友人に代行していただいた品で欲しかった万年筆のインクが届いた。すごく嬉しかった。使おうと思っていたガラスペンをうっかり叩き割ってしまったので万年筆はまだない。(のちほど購入した)

 

とにかく、お世話になっているフォロワーにつかさちゃんがきた、クリスがやばい、の悲鳴を聞いてもらいながらつかさちゃんをMVにいれて眺めていた。改造制服がめっちゃかわいかったし、そうそうギャルってこういう服の盛り方がいいんだよ。嬉しいな、と思いつつローディングなどの黒い場面などの所で想定以上に声が聞こえてうろたえた。

 一度に浴びていい情報量ではない。そもそも私は朝から体調が悪かった。でも感情を吐き出さないと死ぬという状態だったので深夜1時に通話を終了し、布団に入って目をとじて、私のマジでキャパオーバーな1日が終わった。




◆ゾンビVS私

 

9月25日のことである。

妹が突如私の隣でスマホゾンビランドサガを見始めた。ぜったいにゆるさん。

zombielandsaga.com

 

なんでもこの作品がつかさちゃん役の声優さんの演じている作品で有名だそうで、

「曲きいてて一番かっこいい声の子がつかさちゃん役の人なんだって」

とのことで。いやいやいやそんな雑な…そんなでっかいくくりができるような歌声の持ち主なんか?それにしたってやっていいことと悪いことがある。ゾンビやだよ。

 

 私は流血とグロが無理で、どのぐらい無理かというとTVニュースの事件の血痕をみてきもちわるくなりチャンネルを即変えるよう家族に怒ったり、ファイヤーエンブレム風花雪月に(なお最初全部誤字した)に金髪の青目の顔のいい男がいるなと思ったところ「ひひかさんはやめたほうがいい」と親愛なるリア友やフォロワーが善意で止めてくれたり、流行ってた進撃の巨人鬼滅の刃の1話を見ようとするもあまりのむごさにトラウマになり、グッズを店頭で見るとまれに1話がフラッシュバックするレベルであった。女は血に慣れているというのは絶対に嘘である。死にましたの状況の把握とか腕が切れてる状態には別にいいのだが、それに付随する本人や周囲が苦しそうな状況を見るのがとても辛いのである。子供にも爆流行りしてると聞いてもいまだに信じられない。私個人が苦手なだけであるので作品糾弾の意図は一ミリもない。適応できない私が別の場所に行けばいいだけなので。

 なのでホラー映画もゾンビ映画もタイトルだけで敬遠していた。当然この作品も対象であった。

 

 つまり、この作品を見ることになるとは全く思わなかったし、完全に想定外だった。

 一番歌の上手い子、ということだったので、一話だけ見ようとしたが、聞こえたのはデスボイスの叫び声とうめき声とへドバンだけであった。しかもサガとは佐賀県のことだった。まじかよ。フォロワーからリプでアニメで泣いたよ〜といわれ衝撃をうけた。

交通事故のシーンでもう正直すごく苦しくてしんどかったのだが、とりあえず純子ちゃんが出るまでは見るか、と思い二話も継続した。二話でも誰の歌声も聞けなかった。

 

 ネタバレなので割愛するが、とりあえず全部アニメを見て、純子ちゃんの声はきちんと聞けた。理解した後OPのあの低く力強い声が純子ちゃんだったのだとやっと気づいた。キャラクターの声、歌声、演技は、すべて純子ちゃんにぴたりと噛み合っていたが、アプリで聞いたつかさちゃんの声とは全くかみ合わず、桐生つかさちゃんの歌声のレパートリーの参考に、と思って見たが全く参考にはならなかった。とりあえず歌が上手くてすごいなと思ったので、待とうと思う。

 見た後の感想ツイートうってる途中に気づいたが純子ちゃんと愛ちゃんがペアで純愛になる件についてはフィクションで良かった…と思った。こんなできすぎた名前のシンメ概念があるか。リアルアイドルのことくわしくないけど…



◆生きるということ

 

 さて、問題はこのアニメの総合的な感想である。

最終回後に出た言葉は「生きるってどういうことだろう?」「あのSAN0サングラス男はなんなんだ」「アイドルってなんだっけ」だった。

 

 私は流血や暴力、人が死ぬことに対して耐性がなかったため、死んだその後の話などを考えたことが全くなかった。なので最終回での1シーンにすごく驚いた。

 彼はさくらちゃんの生前の同級生で、アイドルが好きなことを知っていて、かつ彼女にすごく大きな感情を持っていたそうなのだ。まあ、恋のようなものなんじゃないだろうか。(私がそう見えただけなので実際の正解は知らない。)その彼こそがさくらちゃんをゾンビにしアイドルに仕立て上げた張本人であった。(だよね?!あってる?)

 私は基本的にハピエン信者だしめでたしめでたしで物語が終わるところまでで終わらせるし死んだら終わると思っていた。無念があるまま死んだらバッドエンドで、死んだ後はその世界観の生死感とか宗教とかの各々に乗せて解釈が委ねられると思っていたため、「死んだ後のその向こうの生」を描かれ見せられた私は、なんにもわからなくなった。バグった。

死んだらどうなるか?私は灰になって、土にかえって、生きた人の記憶の中にのこって、その記憶がなくなった後に完全に死ぬんだと思っていた。風になっていたらいいなぁとは思うけど。

 果たして何を思って人間の生の象徴である文化であるアイドルに死体を引きずり込んだ?強くてニューゲームのつもりだったのか?どうしてそんなことをしたのか?と幸太郎に問いただしたかった。

 

 私が思うに、幸太郎は桜(花のほうです)が好きでも、個に執着するタイプ故に桜が散る趣がわからない人間で、桜の花を気に入り枝から手折り、茶色くくしゃくしゃになってもなお花をポケットに入れては出して眺めている男なのでは、と思った。くちゃくしゃになった茶色い花を押し花にして愛でているのだ。ねえ君、もう桜は終わっているんだよ。ちぎれて破片になっても彼は桜の形に花びらを並べるだろう。

男はあの作品の唯一の生存者でありながら、誰よりも過去で時を止め続けていた。

 


◆アイドルとは

 

 アイドルとは人間的な活動である、と思う。なにより人間の生きる活動に全く関係がなく感情と文脈をのせやすいところが人間的であると思う。

私は顔と共感さえあれば、アイドルは偶像は人間でもバーチャルでも紙でも石でも木でも死んでいたってできる。と考えているので、自分が嬉しい!と笑顔を向けた時に自分の想像の通りの笑顔、またはそれ以上の感情をもって表情で返され微笑みかけられたら、相手がそんな気がなくたって恋に落ちてしまう。

 

きっと幸太郎にとってさくらちゃんは本当にアイドルであったのだ。自分のクソデカ感情を彼女に向け、なおかつ死してなお彼女に自分の感情を返して欲しかったのだ。なんという自己満足なのだろう。 まるで恋のような気持ちをはじまりからとりかえすかのようだ。

感情を向けるのは墓碑でもよかったはずなのに、彼はどうしてか彼女をアイドルにして生きようと決意し変化してしまったのだ。押し花、というよりは死骸に生えるキノコのように、ゾンビにしてでも彼女をアイドルにして生きることを巽幸太郎は選び適応して生きていこうと選んだのだと思う。これを打っている際に冬虫夏草のことがよぎった。この世界で生き伸びることができる生き物は地球や環境の変化に合わせて自分自身を変化・適応していける生き物である。幸太郎は誠に歪に進化したものである。


アイドルとは、

 例えば、初音ミク。ミクちゃんは顔(ビジュアル)と音源のみでキャラクターを外的に付与され、それを全て内包することでここまで大きくなった。初めて初音ミクの消失を聞いた衝撃はいまでも忘れられない。彼女はただの音声ソフトであったはずなのに。消失までの物語を受け手側に想起させる。全て受け手が考えてミクちゃんに投影しその感情を受け止め直しているのだ。

 例えば、ぬいぐるみ。私はサンリオのような情報量の少ない顔の造形が好きなのだが、手に持ってふわふわしているとき、私の感情に合わせてぬいぐるみは私に感情を返してくれるような気がしている。嬉しいときにぎゅっとすると、うれしそうにしてくれるし、悲しい時にぎゅっとすると、悲しいんだね、と返してくれるような気がする。うごかない顔に何重にもこちらから感情を向けて、好きなように都合の良いように読み取って、自分の感情に寄り添うぬいぐるみをより大事にできる。まあ愛でてる時はそんな難しいことどうでもいいぐらい可愛がっているわけだが。

偶像崇拝は、アイドルでも、バーチャルでも石でもなんだってできる。たとえ、ゾンビだって。

 生身の人間にアイドルなんて向いてない。向けてしまう感情が大きすぎる。

すでに推しさんのアルミやアクリルは偶像にするにはチープすぎるしカバンなどにつけるのが解釈違いすぎて無理、と買わなくなり、円盤かライブ会場のある程度近くて遠い席か紙かジェイペグじゃないと推しさんのお顔を見るのが無理になったし、お渡し会が終わった接近戦後、私は号泣して地面に崩れ落ちたしそんな様子をフォロワーに見られてたり助けられたりしたし、限界になりすぎて二枚あった接近戦用のチケットをフォロワーに一枚譲ったりするなどした(もう接近戦なんて行かねえ)(でも好き)(好きだ…)

 ファンレターは苦手だ。鈍器のような感情をいかに軽くして大好きな人に大好きを負担にならないようにうまく文章に落とし込むかに数日かけてしまう。

でも、どうしようどうにどうにでもなれと目を瞑ってぶちこめるプレボは存在しない。ネットのリプに感情をかくには長すぎる、事務所に送るしかない。お手紙にはしたためようと思ったから、一生懸命手紙を書いた。彼女を、どうぞ、よろしくおねがいいたします。なんて、私なんかが言っていいセリフかもわかんないけど、小さな一票でもつかさちゃんの応援になったと思うから今こんな謎の怪文書を書いている。

 

顔と共感さえあればアイドルは、偶像は人間でもバーチャルでも紙でも石でも木でも死んでいたってできる。

私は生身の人間はアイドルになんて向いてないと心から思うけど、それはそれとしてゾンビは如何かと思う。幸太郎はひとでなしだ。

 

アイドルに感情を向けて返ってくるのは自分の感情のみなのだ。いつだって。

 

 

 

 

 まあでもそれはそれとして、お手紙はなんとか死にそうになりながら書いて送った。一週間かかった。緊張しすぎて死ぬかと思った。投票券という小さなバタフライエフェクトは、声というガラスの靴と歩む一歩目の足跡になった。嬉しいからこそこんなブログを書いたしこの文章の書く途中に時間がかかりすぎてすでに新曲も新しい仕事もきて泡を吹いている。イベントであかりんごもあきらちゃんも一枚はとりました。クリスのビークロSRも出ました。顔が良すぎて泣いた。

少し考えがドライかな?と思うけど、自分の返ってくる感情だけじゃなくて、もし自分の考えとおんなじ考えを相手がもってくれていたなら、どんなに小さなことでもそれは本当に幸せなことで、とても美しいものだと思っていて、まれにその共感がわかる瞬間がある、と思っている。その瞬間のために、小さく羽を羽ばたかせてみようと思うのだ。そんな幸せの共感が、あるといいな、と思っている。

怪文書を書き散らしてしまった…。わかってもらっても嬉しいしわかんなくてもいいです。日記です。いろいろな感情がわきましたとさ!おわり!

 

改めまして、本当におめでとうございます。どうか、彼女とパートナーの歩む道のりが長く楽しい道のりになりますように。

 

Brand new〜wave〜ふんふ〜ん

 

 

おまけ

 

引けました